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【実施レポート】十勝ジェンダーアクション会議を開催しました  ※ 参加者からの声を追記しました(2024年1月23日)

日時 2024年01月14日〜2024年01月14日
会場 浦幌中央公民館
目的 「私たちの心地よい未来づくり」がメインテーマとし、2035年ジェンダーフリーな十勝を目指し、我々は今何をすべきか?2024年の具体的なアクションを各グループごとに1つ決めて発表・共有します。

1月14日、元なでしこジャパン監督 高倉麻子さんをゲストにお迎えして「十勝ジェンダーアクション会議」を実施いたしました。

私たちが住む十勝エリアは活躍する女性が増える一方、男性と女性のジェンダーギャップはまだまだ根強いのが現状であり、また北海道全体で考えると行政、教育は47位と最下位、経済も45位と国内でもジェンダーによる格差が大きいエリアとなっています。

本イベントでは次世代教育の町・浦幌町」にて、十勝管内の多様な人々が集い「ジェンダーギャップを次世代に持ち越さないためのアクション」について考えました。

基調講演では高倉さんから「スポーツとジェンダー」のテーマで、スポーツにおける男女の待遇の差などこれまで直面されてきた課題をお話しいただきました。元なでしこジャパンの選手の宮間あやさん、元コンサドーレ札幌選手の弊社理事の曽田からもコメントをいただき、スポーツとジェンダーに関するトークを深めました。

サッカーの最前線で突き進みながらも「次の世代によりよい環境を引き継ぐには何をすべきか」を常に考え、行動してきた高倉さんの姿に感銘を受ける方が多くいらっしゃいました。

その後のパネルディスカッションでは、十勝キャリアデザインネットワークの白石友柄さん、十勝〇〇婦人部の山川智恵さん、浦幌町議会議員の竹田風子さんの3名をゲストにお迎えしました。
それぞれがジェンダーについて「教育」「経済ビジネス」「政治・社会」という視点から、十勝・浦幌の現在地についてのディスカッションを実施しました。

参加者にとって、今まで自分自身の中で培ってきたジェンダー意識について内省、そして葛藤する機会となりました。

私たちが考える「ジェンダーギャップを次世代に持ち越さないためのアクション」

基調講演やパネルディスカッションをもとに実施したグループワークでは、「当たり前に疑問を持ち、感じたジェンダーギャップ、性別による役割について真剣に考えて、意見を伝え合う」「ジェンダーを言い訳に一歩引かない」など様々な今後私たちが行うべきアクションについての提案がありました。

今回のイベントを皮切りに、「男女ともに心地よく、より個性を発揮できる社会」を目指し、次世代に課題を持ち越さないための活動を実施します。

参加者の方から、たくさんの貴重な感想・ご意見をいただくことができました

◎とてもよい時間でした。 今日感じたこと、高まった意識を継続できるように、日々意識していきます。 浦幌をスタートに日本、世界中が優しくて住みやすい場所にしていきたいです。

◎大変貴重な体験でした。日本の中でも特に 十勝は男尊女卑がまだまだ激しいと考えています。少しずつでも、表現していきたいです。それには、強くてしなやかな心を意識して、自分のできることから少しずつ表現していきたいです。

◎重要案件の意思決定の場にいる女性の数が圧倒的に少ない状況を打破するには、多数派の男性からの働きかけが必要だと改めて感じました。 このような場を設けていただいたことに感謝します。と同時に、この度参加された3割の男性の皆さんからもこの動きが広がることを期待しています!

◎改めて「対話」の大切さを感じました。自分の本心を大切に、世界に誇れる日本の素晴らしい文化と伝統も大切に、笑いの中でわくわく生きる力を、ひとりひとりが得るために、わたしにできることとして、目の前の対話を大切に過ごしていこうと思います。



ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。