「明日は朝から雪が降るらしいよ。」
浦幌部の高校生から聞いて、雪が降らない地域に育った私は心躍ります。
翌日目覚めて一番にしたことは、家の窓を空けて外の景色を見たことです。そして写真を一枚。それがこちらです。
雪がしんしんと降っていました。
出勤時。白く輝く道へ、足跡一番乗り!千葉県で降る雪と違って驚くほどさらさらです。出勤してすぐ、同じ樂舎メンバーの越膳さん(ぜんくん)が雪かきをしていました。一人で雪かきする姿に、さすがだなあと思うとともに「やらなきゃ」と焦る私。一生懸命雪を運び出そうとするのですが、思ったように雪がすくえません。それに引き換え、ぜんくんの雪かき後は整備されたグラウンドのよう。ぜんくんがもっている雪かきスコップは、私のものより幅広でした。腕も道具も勝てません。心の中でうらやましがっているとぜんくんが新たに「ママさんダンプ」をもってきてくれました。一気にたくさん運べるし、持ち手を両手でつかめるので楽々です。これは画期的!ママさんダンプのファンになりました。あとからきた坂東さん(ばんちゃん)と3人で午後の雪かきを楽しみました。
これが「ママさんダンプ」
雪かきしているのは、私たちだけではありません。町の方、皆さん出てこられ、自分の家や店の周りを雪かきをしています。駐車場や道道は、役場の方や農家さん方などが除雪機や除雪ドーザで作業されていました。「浦幌町パワー総動員」といった感じでかっこよかったです。
今は雪かきも楽しいです。いつかは私も雪に慣れていくのでしょうか。いや、いつまでもこういうわくわくを忘れたくはないなあ。浦幌での冬が本格的に始まろうとする景色をながめる「うらほろいちねんせい」のわたしなのでした。
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このコラムについて
15年勤めた教員を辞め、浦幌に飛び込んだ私が「うらほろいちねんせい」の目線でこの町をご紹介します。
著者紹介
(杉浦由記)
1986年広島県生まれ。10歳の時に、千葉県浦安市へ。
小学生の頃から、行事が好きで、仲間と共に何かを企画・運営することに夢中になった。
その経験から、小学校の教員を目指し、免許を取得。
東京都江戸川区、千葉県習志野市、市原市で15年間小学校の教員として働く。
教師として働く中で生まれた「本当に子どものためになる教育とは」「自分らしく働くとは」といった問いをもつように。
自問自答していたタイミングと、十勝うらほろ樂舎との出会いが重なり、2023年5月から浦幌へ。
現在は、自分自身の人間としての力を鍛えなおしながら、教育やスポーツを中心にたくましく豊かな人づくりに貢献できるよう奮闘している。
「出会いは必然」「思っていることは行動に表す」「人を大切にする」をモットーに頑張ります!