今年は帰省せず、浦幌で新年を迎えました。
大みそかには雪が降り、雪かきが2023年の最後の仕事でした。いかにも北海道らしい締めくくりです。
ライトに照らされた雪がきれいです
元旦。少し曇っていたので自宅から様子をみながら初日の出を拝みました。前日に作り上げられた真っ白な世界に昇る朝日。窓を開けるとつま先が凍りそうな寒さもあって、今までで一番厳かな初日の出だと感じました。
すてきな一年になりますように。
初詣はもちろん浦幌神社へ。雪の中のお参りは人生初!いつもはひっそり、でもどっしりと町を見守ってくれる浦幌神社も、この日は十勝晴れの空の下、人が集まりにぎやかで華やかな雰囲気に包まれていました。
神社では、知っている方々とご挨拶。「あ、誰々さんだ。」と分かるようになったことで、昨年越してきた私が浦幌に馴染んできたことを改めて実感しました。
THE 十勝晴れ!
さて、初詣を終え、住んでいる団地まで戻ってくるとベスト電器の竹田さんの姿が…。なんと雪かきをしに来てくださっていました。団地には移住者も多く「みんな帰省していないだろうし、元から住んでいらっしゃる方が大変だろうから…」と。
ありがたいな、と同時に、これが町で暮らすってことだなと思いました。
自分のことだけでなく、町全体で困っている人はいないか。助け合ったり、気配りしたりして声をかけ合う。行動する。後追いですが、一緒にやらせてもらいました。そして、機械での除雪もやらせてもらいました。ひそかに憧れていた機械!!楽しく張り切ってやらせてもらいました。
「ありがとねー」
御礼を言うのはこちらなのに、御礼を言ってもらって軽トラで去る竹田さんの姿は最高にかっこよかったです。
新年最初の仕事は雪かき。雪かきで終わり、雪かきで始まった浦幌での年越し。ここに来てまだ8ヶ月ですが、町の方から学ぶことが多いなと感じています。だけど学ぶだけではダメで、憧れたり感心したりするだけでもダメ。学びは行動に移してこそ、ですね。
知り合いが「今年は一日一善をする!」と言っていました。「一日一善」は、行動が伴う言葉だなと思い、私も真似をしています。いいことはやる、気付いたらやる。誰かがでなく自分がやる。よし、今年は「移住者」から「住民」に進化するぞ。そう新たな抱負を胸に抱いた「うらほろいちねんせい」のわたしなのでした。
【追伸】
年賀状をいただいた親戚や知り合いから、「『うらほろいちねんせい』読んでいるよ。」とのメッセージをもらいました。嬉しかったです。この場を借りて御礼を伝えさせてください。
「広島のみなさま。読んでくれてありがとう。私は元気にしとるけえね!これからも読んでください。」「千葉のみなさま。気にしていただきありがとうございます。応援していただいているおかげでがんばれています。これからもよろしくお願いします。」
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このコラムについて
15年勤めた教員を辞め、浦幌に飛び込んだ私が「うらほろいちねんせい」の目線でこの町をご紹介します。
著者紹介
(杉浦由記)
1986年広島県生まれ。10歳の時に、千葉県浦安市へ。
小学生の頃から、行事が好きで、仲間と共に何かを企画・運営することに夢中になった。
その経験から、小学校の教員を目指し、免許を取得。
東京都江戸川区、千葉県習志野市、市原市で15年間小学校の教員として働く。
教師として働く中で生まれた「本当に子どものためになる教育とは」「自分らしく働くとは」といった問いをもつように。
自問自答していたタイミングと、十勝うらほろ樂舎との出会いが重なり、2023年5月から浦幌へ。
現在は、自分自身の人間としての力を鍛えなおしながら、教育やスポーツを中心にたくましく豊かな人づくりに貢献できるよう奮闘している。
「出会いは必然」「思っていることは行動に表す」「人を大切にする」をモットーに頑張ります!