リポートリポート

新しいうらほろ土産 「まめこの旅」 選ばれたのは、1番人気の”この味”

十勝管内視察では、店内でお客様に手に取られやすい商品とは何か、そのヒントを探ってきました。その結果、①小さめ&温かみがある手作り感(ファーストタッチ)を持っていること、次に②買ってからの余韻が長い商品、新しい暮らしを提案するもの(デザイン性)であることが重要だと学びました。


余韻も楽しめるミニお土産

まず、気軽に買える”小さめ”サイズ&購入後も余韻を楽しんでいただくために、私たちが開発している商品でも、パッケージを手に取りやすいミニ箱にすることにしました。箱のサイズ感はポケットにサッと入れられるサイズを想定し、箱には、中身を食べた後も飾りたくなる優しいタッチの北海道の魅力が伝わるデザインを施すことを目指します。

箱のサイズは、色んなミニ箱のお土産を実際に目で見てしっくりくるサイズを探しました。

一言メッセージが添えられているものやお家型の箱など小さいながらにこだわりいっぱい。

オール浦幌!こだわりたっぷりの癒しデザイン

デザインは、浦幌町在住のデザイナー・保坂りかさんに「北海道の魅力を伝えるデザインにしたい!」「浦幌らしさも出したい!」「お家に飾りたくなるおしゃれなデザインにしたい!」などたくさんの難しい要望に応えていただきながらデザインを担当してもらいました。

そして「浦幌の美しい星空」「北海道の動物たち」「北海道の食べ物」の3種類のデザインが完成しました。

箱に書かれた文字は町内の中高生グループ「浦幌部」の皆さんに担当していただきました。素朴で優しい文字がイラストとマッチしています


質の高い豆が育つ浦幌で生まれた新しい「おつまみ」

商品の中身は、十勝の中でも特に質の高い豆が育つ、浦幌産の大豆を生かしたおつまみにすることに決めました。

中身を検討し始めた当初は甘納豆にする予定でしたが、「賞味期限が短い」「若者向けにプロデュースするのが難しそう」などの課題があり、「スパイス豆」という商品に決めました。

豆菓子も色々食べました。実はこれまで、豆菓子をほとんど食べたことがなかったのですが、商品開発をはじめてからは「道の駅」などに行くと、自然と手が伸びるようになりました。



「まめこ総選挙」で選ばれたのは‥‥チリキャラメリゼ味でした

スパイス豆はポン加工した後、スパイスと豆を和えたものです。

スパイスは上品で癖になる味わいのスパイスを製造・販売している上士幌のクラフトキッチンさんのものを使用させていただきました。
クラフトキッチンさんではいろんな種類のスパイスを出していているので、会社のスタッフに試食してもらい味を決めました。題して「まめこ総選挙」です。


投票の結果、チリキャラメリゼ味を採用することになりました。

チリキャラメリゼはうまみたっぷりのお酒が進むピリ辛味です。

次回は、道の駅「うらほろ」での発売について

実は、視察からここまで来るのに6ヶ月以上の月日が流れていました。はじめて取り組んだ商品開発でしたが、想像以上にやらなければならないことがたくさんあり、日々苦戦しながら、「まめこの旅」が店頭に並ぶ姿を夢見て頑張り抜きました。
次回はついに初回販売ロットの発注から、道の駅うらほろでの初販売までについてお話しします。

この連載について

浦幌の美味しいお豆を使った多くの方に愛されるお土産を作っていきます!

著者紹介

(佐々木 すみれ)

1998年仙台生まれ。育ちは札幌。2021年3月、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学を卒業。学生の半分が国際生で構成されるグローバルな環境で4年間を過ごす中で、新たな価値観に出会う楽しさを知り、英語は間違った英文を話す度胸だけがついた。 新卒で浦幌町の地域おこし協力隊となり、樂舎では主に広報とワークキャンプを担当している。

文章を書くのがとても好きなので、浦幌で生きる力を育みながら将来はどこでも生きていける逞しいライターになりたいです。

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