リポートリポート

「量よりも質?質よりも量?」

みなさん。こんにちは。

強風、雷雨、さらには雹などが相次ぎ、”十勝晴れ”とは程遠い天気が続きましたね。

町内の桜がついに開花し、春の訪れを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は2022年6月19日(日)に実施されました「うらほろマラソン」の当日についてのお話しです。

 当日は小雨が降っていましたが、朝からコースの整備やテント設営など、約200名のボランティアの方々にお力添えをいただきながら会場設営を実施しました。

大勢の方のお力添えもあり、予定より早めに準備が整いました。

スタッフの方が一堂に会し、決起集会を行いました。「このような天気ですが、最高笑顔で最高のおもてなしをしましょう!」という、ここまで様々な困難を乗り越えてきた実行委員会事務局長である汰木健吾さんの声は、今でも鮮明に心に残っています。

 あいにくの天気でしたが、しっかりと天候に対する準備もしていました。前日に理事である曽田雄志さんが、事務所に約200体ほどのてるてる坊主をつくってくださいました。なんとしても晴れてほしいという思いを感じましたし、私たちにとっても様々な表情をしたてるてる坊主が唯一の神頼みでした。

よくよく調べてみると、『てるてる坊主に顔を描くと雨になる』という記事が出てきました。約200体の豊かな表情をしたてるてる坊主を、どう見ていいかわかりませんでした。

準備も整い、いよいよ大人マラソンがスタート。小雨のためポンチョを着ながら走る方もいらっしゃいましたが、準備段階と比べると小雨はだんだんと止み始めてきていました。

子どもマラソンをする頃には完全に雨が止み、青空がちらほらと顔を出し始め、終了する頃には暑さを感じるほど晴れていました。

大会が始まった頃は「てるてる坊主をつくったけれど、顔を描いてしまったら雨になってしまった」と思っていましたが、200体という量の多さなのか、嘘のように晴れ、十勝らしい”十勝晴れ”になりました。

さすがにてるてる坊主側も「こんなに作られたことないしなぁ…」といった思いだったのでしょうか。それとも神様的な存在がこの努力をどこかで評価してくださったのでしょうか。

マラソン後のゴールピクニックでは、素晴らしい天気の中、たくさんのお客様で賑わっていました。

このコラムについて

今年も開催できるよう動き出した「うらほろマラソン」。準備を始めたメンバーたちの舞台裏での出来事を綴っていきます。

著者紹介

(越膳 慧太)

静岡県出身、北海道教育大学釧路校に進学。地域とともにある学校という視点で教育を学ぶ。授業を通して出会った浦幌町に飛び込むことが、自分の想いを形にするために必要な経験だと考え、大学卒業後、地域おこし協力隊として十勝うらほろ樂舎に勤める。現在はワークキャンプ事業と高校から感じていたスポーツを入り口に子どもたちの未来をよりよくするためのスポーツプロジェクトにチャレンジ中。

意外な一面
地元沼津市で活動しているお笑い手品芸人「おのちゃんマン」の一番弟子。人を笑顔にすることなどは師匠からいただいた可能性が大きい。
「おのちゃんマン」は会社の社長の傍ら芸人をしており、「笑い療法士2級」を持ち、保育園からイベント、結婚式福祉施設、被災地でも“手品“を通し、笑顔を届けている。

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