みなさん。こんにちは。
前回の記事を読んでいただけましたでしょうか。個人的にはユニークにかけたなかと優越感に浸っていましたが、思ったよりリアクションがなく、なんとも言えない気持ちになっている今日この頃です。(もちろん書いたことの後悔はまったくありません)
さて、今回もうらほろマラソン2022のことについて書いていこうと思います。
6月19日、うらほろマラソン当日は小雨ではあったものの、町民や役場の方など総勢約250名のボランティアスタッフの方がご協力してくださり、準備はスムーズに進められていきました。複数回行われているイベントならまだしも、第1回となるうらほろマラソンで、このようなスムーズさを目の当たりにして驚いたのを今でも覚えています。
ボランティアスタッフのご協力もあり、定刻通りに15kmウォーク、15kmランがスタートしました。さらにキッズチャレンジがスタートし、十勝管内から集まった約180名の小中学生のチャレンジが始まりました。自らマラソンへの挑戦を宣言し、当日参加する――という大きな一歩を踏み出してきてくれた子どもたちの姿をみて、ひたすら感動していました。
そしてゴール後のゴールピクニック。朝の雨が嘘かのような晴天になりました。暑いと感じるほどでした。会場には本当にたくさんの方が足を運んでくださいました。町内の方、町外の方、子どもたち、大人…。「晴れてよかったね!」「頑張っているかい?」などと声をかけてくださり、たくさんの方に応援・サポートしていただいたからこそ、できたんだと心から思いました。
思えば2月ごろ、まだコロナも落ち着かずイベントや行事が中止になっている時期には、本当に開催するべきなのかという議論もありました。その気持ちもものすごく分かります。けれど、多くの人たちが6月19日に感じた喜びは、開催を中止にせずにやったからこそのものでした。子どもたちや保護者、地域の方々、ボランティアスタッフのメンバーの笑顔や充実感は、やる!と決めてやったからこそのものです。
このマラソン大会を一緒につくらせていただいたプロアスリートの大迫傑さんのお言葉をお借りすると、「一歩踏みだすと今までの景色が変わりはじめる」。まさにその通りだと思いました。
行政の片付けのスムーズさもそうですが、やったからこそ見える景色があるなと感じます。
当たり前だろと思うかもしれません。しかし、思ったより”やってみる”という決断は難しいようです。失敗が怖かったり、自分がよくみられたかったりするからです。
けれど、やはり今回思ったのは、”何もしないこと”が1番の失敗であるということです。やったからこその視点や気持ちを大切に、いろいろな意見はあれど、やってこそであるということを僕自身改めて大切に、うらほろマラソン2023の準備をはじめております。
きてくださったからこその喜びや、感動がある大会を目指して。
このコラムについて
今年も開催できるよう動き出した「うらほろマラソン」。準備を始めたメンバーたちの舞台裏での出来事を綴っていきます。
著者紹介
(越膳 慧太)
静岡県出身、北海道教育大学釧路校に進学。地域とともにある学校という視点で教育を学ぶ。授業を通して出会った浦幌町に飛び込むことが、自分の想いを形にするために必要な経験だと考え、大学卒業後、地域おこし協力隊として十勝うらほろ樂舎に勤める。現在はワークキャンプ事業と高校から感じていたスポーツを入り口に子どもたちの未来をよりよくするためのスポーツプロジェクトにチャレンジ中。
意外な一面
地元沼津市で活動しているお笑い手品芸人「おのちゃんマン」の一番弟子。人を笑顔にすることなどは師匠からいただいた可能性が大きい。
「おのちゃんマン」は会社の社長の傍ら芸人をしており、「笑い療法士2級」を持ち、保育園からイベント、結婚式福祉施設、被災地でも“手品“を通し、笑顔を届けている。