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隊長から学んだ『笑える強さ』 裏ほろマラソン エピソード②

 すでに朝は-10℃近くなってきましたね。タイヤ交換は終わりましたか?

日が当たらない道なんかは凍っていたりしますから、運転により一層気をつけなければいけないです。どうか安全運転で。

 さて、裏ほろマラソンエピソード②です。今回は一緒にマラソンを運営していた汰木隊長(上司でもある汰木さんを、リスペクトと尊敬をたっぷりを込めて『隊長』と表現しています。)のお話です。

僕は前回のうらほろマラソンで汰木さんの力になりきれなかったことの悔しさを胸に、今回挑みました。2回目ということもあり、スムーズにスタートしていきましたが、企画や設計、人員配置などで苦戦することもありました。そんな時でも、第1回で様々な板挟みにあいながらもやり切った汰木さんの姿は大変頼もしく「そういうもんやから」と笑いながら、いつも励ましてくれました。

マラソンという1つのチャンスを社内メンバーにも理解していただけるように、早い段階からなぜマラソンをやるのか、どういうことを目指すのか、などの共有も行ってきました。

スムーズに進みつつも、僕の、計画に対する想定やリスク管理が甘く、当日が近づいてくるとバタバタしてしまいました。細かい抜け漏れも見えてきました。慌てながらも、汰木さんは「今何に行き詰まっているの?」と何度も僕の思考を整理してくれました。(その時、僕は「なんとかします!」と現実と向き合わず、気合いで乗り切ろうとしていました。)

日数的な余裕は昨年よりもありましたが、内容的な余裕は僕のマネジメント不足により、十分に確保することはできませんでした。それでも、「そういうもんやから」「今何ができるかやで」「一緒に頑張ろう」と常に笑いながら前を向かせてくれました。

当日、不安だらけだった僕にも、「まずは、お客様のために、笑顔でやること、楽しもうや」と声をかけてくれました。

難しいことや、やったことがないことに対してもともに考えて丁寧に寄り添ってくれました。

昨年よりは力になれたかなと思いますが、まだまだ僕の想定の甘さやリスク管理の甘さが、足を引っ張ってしまってました。けれど、丁寧で笑いながら(大丈夫かな…と思う時もなくはないですが笑)サポートしてくださったおかげで、僕は実力のなさを痛感しながらもうらほろマラソン2023をやり切ることができました。

多くの方に支えていただきましたが、汰木隊長の存在は自分のなかでかなり大きかったです。自分も苦しいはずなのに、それを見せない。僕もそんな頼もしい姿を見せることができる、隊長になりたいです。けど、現状はまだまだです。来年もっとやってやる、そんな気持ちです。

いつか隊長みたいな静かな強さに

いつか隊長みたいな豊かな笑顔で

どんなことも、こえてゆける

そんなひとになろうよ〜

(福山雅治:家族になろうよ ※リメイク feat. ECHIZEN)

そんなところでしょうか。

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このコラムについて

今年も開催できるよう動き出した「うらほろマラソン」。準備を始めたメンバーたちの舞台裏での出来事を綴っていきます。

著者紹介

(越膳 慧太)

静岡県出身、北海道教育大学釧路校に進学。地域とともにある学校という視点で教育を学ぶ。授業を通して出会った浦幌町に飛び込むことが、自分の想いを形にするために必要な経験だと考え、大学卒業後、地域おこし協力隊として十勝うらほろ樂舎に勤める。現在はワークキャンプ事業と高校から感じていたスポーツを入り口に子どもたちの未来をよりよくするためのスポーツプロジェクトにチャレンジ中。

意外な一面
地元沼津市で活動しているお笑い手品芸人「おのちゃんマン」の一番弟子。人を笑顔にすることなどは師匠からいただいた可能性が大きい。
「おのちゃんマン」は会社の社長の傍ら芸人をしており、「笑い療法士2級」を持ち、保育園からイベント、結婚式福祉施設、被災地でも“手品“を通し、笑顔を届けている。

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