僕らが生きる時間は決して安いものじゃない

　人生で初、正月太りを2kgにおさえた越膳です。みなさま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

　今年は、浦幌町で年越しを迎えました。みんなで飲みながらのんびりと2023年を振り返り帰っていました。年始は1日浦幌ですごして、地元静岡に帰省しました。そこで感じたことを書いていこうと思います。

　帰省して久しぶりに家族からの「おかえり」を聞いた時、感謝の気持ちでいっぱいになりました。3兄弟（年子）の長男として生まれた僕は、親の気持ちに寄り添わず行きたい道をひたすら直感と少しの理性で地元を離れ、遠い北海道で突き進んできました。身体的にも金銭的にもたくさん支えてくれている親に対して、何もできないままでした。けれど、この「おかえり」を聞いた時に、当たり前じゃないなと改めて思いました。

すぐそばに、何かあったときに駆けつけれないもどかしさや、寂しさを感じつつ、子どもを応援している姿に改めて感謝の気持ちを強く持ちました。そしておばあちゃんやおじいちゃんも同じです。同じ日本とは思えないくらい環境が違う北の大地で働く僕の身体を心配してくれました。

僕が北海道でチャレンジできていること、その背景には親をはじめ多くの方の支え、支援があってこそです。それを忘れてはいけないなと強く思ったお正月でした。

北の大地北海道でのチャレンジに対して真剣に向き合い、結果を追い求めて実行していくことが今年の目標です。のびのびしながらもしっかりとチャレンジし成長する。これが今できる最大の恩返しだなと思っていますし、できるだけ元気なうちに顔をだすということも、時には大切だなと思いました。

1つ下の弟、2つ下の妹ももがき悩みながら社会で生きていました。ともに支え合い、時に慰め合える、そんな家族・兄弟でありたいです。

命は有限であるからこそ、今しかできないこともあります。心からこの子の親でよかった。そう思ってもらえるように、全力でチャレンジしていこうと思います。

親・家族への手紙チックになりますが、この場をお借りして改めて「ありがとう」。

僕らが生きる時間は

決して安いものじゃないから

後悔しない選択を選んで欲しいの

頑張ろう 頑張ろう 頑張れ

頑張ろう 頑張ろう 頑張れ

（優里：ビリミオン）

今年もよろしくお願い致します。

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著者紹介

（越膳 慧太）

静岡県出身、北海道教育大学釧路校に進学。地域とともにある学校という視点で教育を学ぶ。授業を通して出会った浦幌町に飛び込むことが、自分の想いを形にするために必要な経験だと考え、大学卒業後、地域おこし協力隊として十勝うらほろ樂舎に勤める。現在はワークキャンプ事業と高校から感じていたスポーツを入り口に子どもたちの未来をよりよくするためのスポーツプロジェクトにチャレンジ中。

意外な一面
地元沼津市で活動しているお笑い手品芸人「おのちゃんマン」の一番弟子。人を笑顔にすることなどは師匠からいただいた可能性が大きい。
「おのちゃんマン」は会社の社長の傍ら芸人をしており、「笑い療法士2級」を持ち、保育園からイベント、結婚式福祉施設、被災地でも“手品“を通し、笑顔を届けている。