私は普段、テレビをあまり見ていません。その弊害として、流行りに超鈍感です。
朝、学校に行くと「まっちーーー!」という声が。
振り向くと、
両足を広げて、両手を前に出して、小学生が大きな声で
「こーーんにーーちはーーー!!!!!」と。
その時は芸人の錦鯉さんのネタだということを全く知らず、ただただ元気の良い挨拶だと思っていました。
でも、何人も何人も同じように挨拶をしてくるので「あれ、おかしいな」と思い、
「それ、何かの流行り?」と聞くと、
「え、まっち知らないの?終わってるわ」
と、サラッと言われて去っていきました。
その日の晩、私は久しぶりにテレビを点けました。
このコラムについて
私は学校の教育活動をサポートするため、平日・週4日で浦幌町内の小学校に通っています。そこでは、小学生に毎日様々なことを話しかけられます。小学生の言葉には、大人には思い付かない発想があります。このコラムでは、日々の私が小学生から言われることを紹介しようと思います。皆さんだったら、小学生にこのように言われた時にどう答えるのでしょうか。ぜひ考えながら読んでいただければと思います。
著者紹介
(続 麻知子)
1998年札幌生まれ。国語科教員を目指し、筑波大学日本語・日本文化学類に入学。大学では国内・海外問わず様々な地域に赴き、その地域の歴史や暮らし、人々の関係性を調査することで、自身の環境を振り返る機会となった。大学卒業後、浦幌町地域おこし協力隊に就任し、十勝うらほろ樂舎ヤングフェローとして浦幌町に関わる子どもたちや若者と共に「たくましく生き抜く力」を身につけ、次世代を主体とした地域づくりを目指している。
浦幌町に来て、町の方々の生の声から学ぶことがとても多いです!一緒に悩み考えながら地域づくりに関わっていきたいと思っています!