最近の私の主な業務は、うらほろマラソンのゴール後に行われる食のイベント「ゴールピクニック」の最終調整&準備と、十勝うらほろ樂舎事業の動画撮影・編集です。出店していただく事業者さんとの確認や食材を提供していただく町内事業者さんとの調整の傍ら、大会当日や事前事後に流す動画の編集をしています。
いつも通りヘッドフォンをしながら黙々と編集作業をしていると、ゴールピクニックの関係であるスタッフから依頼がありました。そして依頼事項の連絡が終わった後、
「まっちは本当に動画を仕事にしようとしているの?」と聞かれました。
なんだかドキッとしつつも「はい」と答えると、
「一緒に仕事をしてて思うには、まっちの強みは依頼主の意図を汲んで何事も取り組めることだと思うよ」と言われました。
本当は映画のようなかっこいい映像を作りたいと思って始めた動画編集。ですが、何度も作っているうちに「それは自分には向いていないのでは」と思うようになりました。「自分自身の自由な表現」ではなく、「依頼主の想いを動画として表現する」方が自分には向いていると感じています。
このスタッフの言葉で自分が突き進むというよりも誰かが居て、その道を太くするタイプなんだな、と思えました。
また一つ、自分が見えてきた日でした。
このコラムについて
浦幌3年目の地域おこし協力隊が、活動の中でいただいた一言をご紹介します!
著者紹介
(続 麻知子)
1998年札幌生まれ。国語科教員を目指し、筑波大学日本語・日本文化学類に入学。大学では国内・海外問わず様々な地域に赴き、その地域の歴史や暮らし、人々の関係性を調査することで、自身の環境を振り返る機会となった。大学卒業後、浦幌町地域おこし協力隊に就任し、十勝うらほろ樂舎ヤングフェローとして浦幌町に関わる子どもたちや若者と共に「たくましく生き抜く力」を身につけ、次世代を主体とした地域づくりを目指している。
浦幌町に来て、町の方々の生の声から学ぶことがとても多いです!一緒に悩み考えながら地域づくりに関わっていきたいと思っています!