リポートリポート

2024年 「この道で進んでいく」と決めました

2月は私の誕生月です。2023年の2月は、函館旅行に行っていました。

整備されていない雪道でガコンガコンと揺れながら進む車。辺りが暗くなってライトアップが始まる五稜郭タワー。初めてのラッキーピエロ。そして誕生日ケーキ。この時の旅行を鮮明に覚えています。

しかし、今日は12月26日。もう10ヶ月も経ってしまいました。

 2023年は、社会人生活をスタートしてから1番覚悟を決めて行動した年でした。それは担当チームからの異動を申し出たことによります。複数の観点から「このままでいいのか」という想いを日々感じるようになり、行動に起こしました。この時期、多くの方にご心配とご迷惑をおかけしました。

 異動後はスポーツチームへ。これまでの環境とは全く異なり、社外の方々とのやり取りが多く、そこで沢山の学びがあり、刺激的な日々を過ごすことができました。そして、学生時代から心のどこかで仕事としてやりたいと思っていた「カメラマン」。弊社スタッフの汰木さんを始め、多くの方のご理解とご協力があり、「ディレクター業も行うクリエイター」としての実現が見え、今後の自分の生業として真剣に考えられるほどのものになりました。感謝してもしきれません。

 2024年の目標は、これまで私のためにアクションを起こしてくれた方や言葉をかけてくれた方の想いを無下にしないことです。

「『私のために』って自意識過剰やな!笑」

と思われる方もいるかもしれません。でも浦幌町には、本当に私個人や地域おこし協力隊、十勝うらほろ樂舎のためにと本気で動いてくれる方々がいるんです。

 そんな方々の想いを無下にしないようなアクションを、私は「撮影」と「発信」という手段でとっていきたいと思います。(日々の言動にも反映させます!)

カメラを持つことになったきっかけ

 私がカメラを持ったのは大学1年生の冬でした。中学生の時にテレビ番組で、ある学生が撮影した農家のおばあちゃんの“笑顔”写真を見て、衝撃を受けました。その時はまだ何に衝撃を受けたのかの言語化が出来ませんでしたが、とにかく「いいな」と思っていたんです。

 その時の衝撃を忘れられず、「自分もこんな風に、日常に溶け込んでいる素敵な笑顔の写真を沢山撮りたい」という想いを持ち続け、大学1年生の時にアルバイトで稼いだお金で初めて大きな買い物をしました。

 大学4年間、「これを仕事にできたらいいのにな」と密かに思いながらカメラを持ち歩いていました。しかし、専門学校にも通っていなければ講座を受けたりして勉強しているわけでもなく。カメラマンになるにはどうしたら良いだろうと調べても、「専門学校を出てプロカメラマンのアシスタントとして長く経験を積むこと」という検索結果ばかりを見つけて、「専門学校に入り直すお金を持っていない自分は、到底カメラマンとして生きていくことは出来ない」と諦めました。

 でも今まさにクリエイターとして生きていくチャンスが目の前にあります!これを逃すことは絶対にできません!

私の使命

 もちろん、十勝うらほろ樂舎として、スポーツチームとして、目指すものがあります。それを個人として捉えた時に、今の私は「撮影」「発信」という手段でその目指す先に登っていきたいと思うのです。弊社のメンバーが、浦幌に住んでいる人々が、浦幌に関わる人々が作り上げたものの魅力を発信していく。“クリエイター”を自分の生業とできるように修行をしながらも、得ている学びをチームや町に返していく。それが2024年の私に課せられた使命でもあると思っています。

 「その道で進んでいく」と決めた以上は、その道ならではの出会いがあるだろうし、沢山の学びも困難もあると思います。今から楽しみで仕方がありません。

 決めた道を極める覚悟と新たな出会いや挑戦へのワクワク感を持って、2024年を迎えたいと思います。

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このコラムについて

 浦幌3年目の地域おこし協力隊が、活動の中でいただいた一言をご紹介します!

著者紹介

(続 麻知子)

1998年札幌生まれ。国語科教員を目指し、筑波大学日本語・日本文化学類に入学。大学では国内・海外問わず様々な地域に赴き、その地域の歴史や暮らし、人々の関係性を調査することで、自身の環境を振り返る機会となった。大学卒業後、浦幌町地域おこし協力隊に就任し、十勝うらほろ樂舎ヤングフェローとして浦幌町に関わる子どもたちや若者と共に「たくましく生き抜く力」を身につけ、次世代を主体とした地域づくりを目指している。

浦幌町に来て、町の方々の生の声から学ぶことがとても多いです!一緒に悩み考えながら地域づくりに関わっていきたいと思っています!

意外な一面
これはここだけの話だが、自分自身やろうと思えば何でも出来ると思っている。そして負けず嫌いな一面も。学生時代に教員を目指していたのには、当時苦手意識を持っていた先生を、自分が素敵な先生になって見返してやろうという気持ちが結構強かったということはあまり公表していない。

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