十勝うらほろ樂舎には「福業」として、都市部の企業に所属しながら浦幌町に関わってくださっている方々がいます。今回はそのような方々の中でも樂舎の理事を務められている佐藤真司さん(さとしんさん)と髙木風人さん(かざとさん)のお話です。
さとしんさんと風人さんは、私が浦幌に移住する前から「ワークキャンプ事業」で浦幌に関わっている方々です(ワークキャンプ事業とは、都市の企業人と地元事業者がワクワクしながら協働することで、関係人口の創出や、持続可能な地域づくりにつながる新たな事業・イベントを生み出すきっかけをつくる事業です。現在は派生して「うらほろ応援隊」として活動しています)。
1年目の私にとっては、お二人とも浦幌にいないので写真でしか知らない存在でした。「理事」という役職を持つ、【大企業のなんかすごい人】【自分とは違う世界の人】だと思っていました。ですが、私もワークキャンプメンバーとして参画し、お二人にまずはzoomでお会いしました。とってもフランクな方々でした。そしてなんと言っても浦幌に来町する頻度が思っていたより全然高い!(笑) 「よく会うな〜」と思っています(笑)
さとしんさんは、普段から所属している企業で若手の1on1をされており、場を盛り上げる天才でもあるので、年齢や役職関係なく話しやすい場を作ってくれる方です。風人さんは一人一人の様子をしっかり見て、個別に声をかけてくれたりメッセージを送っていただいたり。樂舎の若手一人一人にも気を回してくださっているんだなと感じる方です。
私も3年目になり、樂舎の若手もどんどん増えてきました。「樂舎の若手が普段感じていることを気兼ねなく発散できるように」と、札幌で【風人杯】というものをお二人に開催していただきました。樂舎の30代前半までのメンバーを対象に開催された本会。2軒目まではお二人に準備していただいており、3軒目以降は若手が満足するまでとことん付き合うよ!というスタイルでした。結果、お二人には午前3時までお付き合いいただきました(笑)
私自身もとても楽しかった会だったと思いますが、何よりメンバー全員が楽しそうでした。このために道外から飛行機で来られて、朝まで付き合っていただいて、楽しい時間を提供してくださったお二人には感謝しかありません。
そして先週末もあるイベントでお会いしました。その時には「いつでも1on1やるから言ってね!」と、翌日はメッセージで「昨日はおつかれさま!ありがとうね!何かあればzoomでも話しましょう!」と。ここまで気を遣って声を掛けてくださる方がいるからこそ、樂舎の若手は伸び伸びと活動できていると思います。お二人だけではありませんが、樂舎には、浦幌には、「若者のチャレンジを精一杯応援しよう!」という本気の大人が沢山います。それが、私が樂舎を、浦幌を良い場所だと思う一つでもあります。
今は自分のことで精一杯で、さとしんさんや風人さんのようにメンバーが生き生きと活動出来る場づくりをすることは出来ていませんが、【いつかはそうなりたい背中】を見ていると思っています。
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このコラムについて
浦幌3年目の地域おこし協力隊が、活動の中でいただいた一言をご紹介します!
著者紹介
(続 麻知子)
1998年札幌生まれ。国語科教員を目指し、筑波大学日本語・日本文化学類に入学。大学では国内・海外問わず様々な地域に赴き、その地域の歴史や暮らし、人々の関係性を調査することで、自身の環境を振り返る機会となった。大学卒業後、浦幌町地域おこし協力隊に就任し、十勝うらほろ樂舎ヤングフェローとして浦幌町に関わる子どもたちや若者と共に「たくましく生き抜く力」を身につけ、次世代を主体とした地域づくりを目指している。
浦幌町に来て、町の方々の生の声から学ぶことがとても多いです!一緒に悩み考えながら地域づくりに関わっていきたいと思っています!